栄養素の整った献立により、生活習慣病の予防と克服を!       
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〔会員の声〕
  健康を支える栄養学を学んでいる会員の寄稿記事や意見、感想、近況を紹介しています。学びにより健康改善に繋がった具体的事例など
  情報満載です。ご参考にしてください。
 
健康を育てる会・流山に出会えて(令和6年12月  田中 詔子)

 私は以前は薬を飲むと10時間くらい気を失うことが今までに4回ほどあり、化粧品やパーマの液にもかぶれてしまう状態でした。だいたい私の家系は皆、髪の毛が白く女性は全員白髪染めをしていました。私も早くから半分真っ白で母よりも年上だと言われたこともありました。そのため、私も髪を染めていたのですが、髪を染めた後、なんだか体の具合がおかしく感じるようになり49歳の時に、思い切って髪を染めるのを止めました。染めるのを止めて1年ほどで、前頭葉の辺りは真っ白になってしまいましたが、体の方は軽くなったと感じるようになりました。娘の病気もあり、何か改善する方法はないかと調べていた時に知人から「健康を育てる会・流山」を紹介されて入会し、正しい食生活を学び、習ったことを家で実践するようにしました。

 沢山のことを学びましたが、全てを一度にマスターすることは難しく、それでも自分なりに何とか、もう少し楽にできないものかと色々と考え、先ずは赤群だけでも、しっかり摂ろうと続けていくうちに、基礎体温が1度近く上がり冷え性が大分改善しました。髪の毛も黒髪が多くなってグレーになったよと言われるようになり、自分でも黒くなったなと思います。嫁に行った娘も体調が良くなっているようです。

 夫87歳、私80歳の二人だけの生活ですが、以前は「もう少し肉を食わせてもらえないか」と言っていた主人も、今では好きな魚プラス少量の豚肉で作る私の料理が一番だと言ってくれます。

画像サンプル-シクラメン・水彩画風 昨年はコロナとインフルエンザAと両方やりましたが、少し体が痛く、咳が続いたくらいで熱もあまり出ず割と軽く済んだようです。これも健康を育てる会のお陰かと思います。料理は必ずしも教えられたことを正確に作っているわけではないのですが、佐藤和子医師の言われる通り、質の良い睡眠、栄養素の整った食事、適度に体を動かす生活を続け健康長寿を目指したいと思っています。

健康を育てる会・流山に出会えて(令和6年12月  三島 祐子)

私が、この会に入るきっかけとなったのは十数年前、町内会の催しで保健師さんに講演を依頼しようと夫と、お願いに上がったところ保健師さんが夫の体型、顔色から夫に生活習慣病があることを見抜かれて(夫は不規則型職場環境に加えて時々暴飲暴食もありました)、「健康を育てる会・流山」に入会して食生活、生活環境の改善をするように勧められ、基礎講座を受けることになったことです。

 会では、ビデオ映像で食と健康への影響、食品の計量、食品中の各栄養素の含有量と役割、カロリー、健診データの見方等々を学びました。油は動物性のものは身体にあまり良くないと単純に思い込んでいたのですが、油には肉、卵、豆類に多く含まれているオメガ6と魚やしそ油に豊富に含まれているオメガ3の2種類があり、オメガ3は血液をサラサラにする効果があるが、オメガ6は摂り過ぎると癌、動脈硬化性疾患、アレルギー過敏症、炎症性疾患等になるので気を付けるようにと教わりました。

 重要なのはオメガ6とオメガ3の摂取比率で、オメガ6がオメガ3の2倍を超えないようにすることが良い。その点に気を付けて食事をすることが良い。ただ単に動物性の油が悪いわけではないことなど目から鱗の話もあり、物覚え、記憶力が低下している私でも、調理実習で栄養素が整った美味しい料理をたくさん教えて頂き、習ったことを家でも復習し実践しました。

画像サンプル-クロッカス食生活の改善の効果が表れたのでしょう。夫は健診で、血糖値が下がっていること等、生活習慣病の数値が改善しているよと褒められたと喜んでいます。私自身、以前は風邪をひきやすく寝込むことが多々あったのですが、「健康を育てる会・流山」に入会して以来、風邪もひきにくくなり健康な生活を送っています。

 如何に食生活が大事なことであるか身をもって実感しています。
 新しい年が始まりました。皆様方のご指導、引き続きよろしくお願いします。  

健康を育てる栄養学にバンザイ (令和6年9月  坂本 寿美子)

1997年に肺線が破けて大量の血を3日も吐いて救急車で3回も行きましたが、どこの病院でも受け入れてもらえず、やっと4日目に柏の市立病院に入院でき、翌日、カテーテルで手術をうけることが出来ました。退院して家に帰ってからとっても反省しました。自分では健康だと思い込んでいたけど、好き嫌いが多く、どうも血を吐いたのはインフルエンザウイルス系の肺線の破裂による出血とのことでした。自分が思っている以上に深刻だと知りましたが、先生から「治してあげますよ」と言われてホッとしました。

この頃、流山市の広報で水野保健師のことを知り、ご指導を受け、それから講座を数回受けて、その後、東部公民館の試食会に参加しています。頭の中では思っていましたが、三食、栄養素を整えて食べるのは大変なことです。でも健康が第一、完全なものは無理としても何とか少しでも近づければと自分なりに工夫をして栄養素が偏らない食事をとるように努めてきました。

7月に転んで右腕を複雑骨折して入院。8月1日に内科で血液検査をしていただきX線でも見ていただきました。栄養状態はかなり良い様だと云われ安心しました。どこも悪いところが無いと言われました。「今までの食事をそのまま続けるように」と云われ安心しました。血液検査で内臓はオールAでした。腕のけがはプレートが2枚入っているのでしびれがありますが治るとのことです。80歳で初めて骨密度を測ったら先生が手を叩いて喜んで下さいました。骨密度のデーターを見せてくれて108%、クスリなど必要がないと言われました。口から栄養をとって吸収させることが大切だと再認識し、とってもうれしく9月からまた東部公民館の試食会に参加します。

自分では思っていなかったけど、とても健康なのでびっくりしました。これも保健師に教えて頂いたこと、講座で学んだこと、東部公民館での栄養素の整った食事を食べていること、好き嫌いをなくすように家でも注意して食事を作っていることの効果が出たのだと思います。有難うございます。

健康を育てる会に出会えて (令和6年9月  竹見 千秋)

 16年前、家内が日課にしていた早朝ウオーキング中、横断歩道を渡りきる寸前に前方不注意の車にひかれて亡くなってしまい、家事全般全てを家内に任せきりにしていた私は余りにも突然のことで、ショックで茫然自失!加えて自分の犯した罪を素直に認めようともせず次から次へと前言を翻し、口から出まかせの供述をして少しでも自分に有利に持ち込もうとする加害者の刑事裁判。保険金支払額を減らそうと詐欺まがいの対応をする保険会社に対する民事裁判に追われ食事もままならず、げっそりと痩せ体力も限界に達していた。

 そんな状態の時、孫から「じいじ、
125歳まで生きてギネスブックに名前を載せてよ」と言われ、ハッとし「こんなことではいけない、強く生きねば残された家族に更に心配をかけるだけだ。亡くなった家内も喜ばない」と思い、「よし、ギネスブックに挑戦するぞ!」と孫に約束した。事故発生から3年近くも要した一連の裁判を終えてから先ずは体力の回復をと、2,3か所の体操教室に行き、又、柏や松戸の料理教室にも通って料理の勉強も始めたが1か所の体操教室を除き、どれも今一つピンとこない。偶々、近くの公民館で開催された健康に関する講習会で国保の保健師に相談したところ、「健康を育てる会・流山」をご紹介頂き入会した。会では健康な生活を送る為の四つの基本、「1,何時まで何をして生きていたいのか心を定める 2,睡眠は8時間を確保する。早寝早起き 3,栄養バランスのとれた食事を三食均等に 4,適度に体を動かす」 を学び、調理実習では栄養素の整った献立や調理方法を教えてもらったが、基礎的な知識に欠ける私は一回の実習だけでは理解が不十分な為、毎月4回ある調理実習は4回、全てに出席して勉強。更に毎回、家で食べる夕食分も一緒に作って持ち帰る。又、東部公民館での試食会にも参加して栄養素の整った食事を毎月計9食、食べる。家で作る食事は味付けが不十分な為か、決して美味いとは言えないが、佐藤和子先生著「食品成分カレンダー」を参考に必要な栄養素を欠かさないように作っている。そうした効果か、会の方々から「入られた頃より、身体つきも顔色もずっと良くなってきたね」と言われるようになりました。

 私の一日の活動は健康増進の為に、毎朝5時前に起床、20分間のストレッチ、6時朝食、7時から8時まで学童の交通安全指導、11時半昼食、17時半夕食、20時半までには就寝。炊事、洗濯、掃除、買い物等々で結構忙しいが、空いた時間は頭の体操、ボケ防止に英語の勉強や読書をする。交通安全指導は蒸し暑い梅雨時や寒風吹き荒ぶ冬場には「これはたまらない。やめるか」と思ったことも正直、何度もあるが、子供達の笑顔を支えに、もう20年間続けている。この活動は社会貢献なぞと偉ぶったことは言わないが、ともすれば高齢者や、お一人様が疎遠になりがちな社会との繋がりを保ち、認知症対策にもなると思うので未だ暫くは続けようと思っている。

 適度な運動という点では、佐藤和子先生が、「毎日、食事の支度、調理、後片付けをしっかりとやれば、変なジムに高いお金を払って通うよりも、ずっと良い運動になりますよ」と言われたが、まさにその通りです。趣味のゴルフはずっと続けており、80歳を超えた今でも週に1~2回は練習場に行き、夏場と冬場を除き、月に3~4回はコースに出、「75歳までにエージシュートをやる」という大目標も75歳の時に74で回り達成した。その後も毎年エージシュートをやっている(エージシュートとは自分の年齢以下のスコアで回ることでゴルフをやる人なら皆、一度はやってみたいとは思っているが、実際には非常に難しく、体力、気力、技術全てが備わった人しかできません)。

 先日、血管年齢を測定したところ、血管年齢は実年齢よりも8歳若く、血管偏差値も高く弾力性に富んでおりA判定の評価でした。これも「健康を育てる会・流山」に入会し勉強させて頂き健康管理に一段と気を遣うようになった為ではないかと思います。

お陰で孫との約束「125歳まで生きてギネスブックに名前を載せる」を達成するまで生き抜く希望が持てるようになりました。健康長寿で、最後は子供達や孫達、家族の誰にも迷惑をかけることなく、PPK(ピンピンコロリ)で家内に「お待ちどう様、頑張ったよ」と言って終わりを迎えられたら、これ以上ない幸せです。        

健康を育てる会に出会えて (令和6年6月  関 信子)

ある時、駅の階段を降りていたら突然、膝がガキン、グニャとして変な違和感がしました。何とも言えない感覚で、もしかして脳梗塞ではないかなと思ってしまいました。その頃の私の体重は70キロ余り、お酒は飲むし夜更かしで寝不足。それに食べることが大好きで、スポーツクラブに行ったくらいでは体重は減らないし、健康である訳がない状態でした。

 そんな時に、佐藤和子先生との出会いがありました。先生は私の肩回りを触って「貴女は骨の隙間まで脂がたっぷりと付いているよ。これは大変だよ」と言われました。もちろん、受けたミラーの結果も惨憺たるものでした。流石に、これは拙いと、よし!少し頑張って良くしようと思い、グラムの本を購入、食事の改善に挑戦しましたが始めて4か月くらいは体重計のメモリが全く変わりませんでした。ここまでやってもダメかと逆にストレスを感じる程に落ち込んでしまいました。でも諦めずに我慢しながら、先生の言われる栄養素の整った食事に近づけるべく努力した結果、1年で20㎏の減量に成功しました。

 如何に「睡眠と食事」が大切かという事を身をもって体験しました。でも残念ながら遺伝性の腎臓病になり、今は週3回の透析を受けることになってしまいました。透析と言われた時には酷く落ち込んでしまいましたが、ドクターから「遺伝性だから自分を責めないで治療しましょう」と言われて随分救われました。又、多くの友人にも支えられて今に至っています。

 健康を育てる会で色々と勉強をさせてもらったお陰で少しは自己管理ができているのでしょうか、「前よりも顔色が良くなったわねえ」、「肌の艶がいいね!」と言われるようになりました。

 早く寝ること、きちんと食事をすること、良く動くことの大切を感じています。睡眠に付いても、同じ8時間寝ることでも夜8時からと12時から寝るとでは、健康への影響は全く違うものです。私も自助努力をしながら、何時までも元気で若々しく楽しく過ごしたいと思っています。健康の有難さ、健康に生きる方法に付いて教えてくださった「健康を支える栄養学」に感謝しています。皆さん、今後とも宜しくお願い致します。

健康を育てる会に出会えて (令和6年6月  71歳 男性)

 前から腎臓が悪く2022年12月より透析開始となりました。週3日、1回4時間のハードスケジュールです。免疫力が弱っていた為でしょう。翌年1月にコロナに感染してしまい透析治療中の病院に強制入院となりました。私の入院中に末期の大腸癌を患っていた妻も又、コロナに感染し酸素濃度も下がりましたが、入院先が見つからずに亡くなってしまいました。

最愛の妻を亡くし途方に暮れた日々を過ごしていましたが、これではいけない、悲しんでばかりいては妻も浮かばれない、妻の分も生きてゆかねばと思い直し、新しい仲間づくりと毎日の生活に欠かせない料理の腕を上げるべく、お料理に挑戦することにしました。幾つもの料理教室に行って実習した結果、一番美味しくて、メニューも多彩で、栄養バランスも良かったのが、「健康を育てる会・流山」の調理実習でした。そこで、会に入会し料理の基礎から勉強をさせてもらっています。皆さん、和気あいあい、元気に美味しい料理作りに励んでおられます。本当に良かった、有難いなあと思っています。

私の残された寿命は、後4年ですが、残された時間を少しでも長くする為に皆さんの輪の中に入り、基礎講座と調理実習に参加してゆきたいと思っています。中高年の皆様、病気にかかっている皆様、単身男性、女性の皆様、美味しく栄養バランスのとれた食事を自分で作り、少しでも長生きをして残りの人生を充実させようではありませんか。「健康を育てる会」の皆様、よろしくお願いします。
講習会に参加して (令和6年6月 寺尾 千博)
 毎月第三木曜日は「健康を育てる会・流山」の講習会がある日ですが、私はギターのお稽古日と重なるので、ずっとお休みしていました。でも昨年12月からギターを休んで講習会に参加することにしました。講習会は、冨田保健師さんのお話、生命誕生や体の内部の臓器の機能や役割等のDVDを見て、途中で休憩時間に体操を挟み、栄養素を整えた食事の勉強、参加者の食べている食事の分析(何が足りていないか、多すぎるか、バランスのとれた食事にするには何をどう摂ったら良いか、皆で考える)を主に勉強が進みます。

冨田保健師さんのお話は一般的なことから佐藤和子先生のお話を引用されたり、とても楽しいお話です。私も朝食の材料を書き出してチェックして頂きました。自分ではきっちりと整えた献立だとずっと思ってきた食事がミラー分析を受けてみると不足しているものが沢山ありガッカリしました。蛋白質は足りているがナイアシンが不足しているとのことで、冨田保健師さんからカツオ節を少し摂るように勧められました。その夜、家で「健康を育てる会・流山便り」の今年3月号を読んでみると、胃腸病、皮膚炎、神経症状等はナイアシンの欠乏症だと書いてありました。それ以降、毎食少しづつですが花かつおを食べています。その効果か、口に出ていた炎症は直ぐに治り、足の指の化膿も随分良くなってきました。

会では佐藤さん、高橋さんが献立のヒントを良く話をしてくださいます。最近、大根、ニンジン、さつま揚げ、ちくわ、がんも、厚揚げ、昆布を煮た献立を栄養計算したものを教えていただきました。今までよりも量、質ともに増え、色々なものをゆっ

くりと食べられるようになりました。栄養バランスのとれた食事内容に近づけた感じがして、とてもうれしい限りです。

会から皆さまへのお願い (令和6年3月 佐藤 節子)

皆様には何時も色々とご協力を頂きまして有難うございます。調理実習のお料理は、今までは水野保健師が赤坂の料亭で勉強した鰹節と昆布で出し汁を取る本格的な美味しいお料理をベースに毎回作ってきましたが、毎食このやり方を続けるとなると、ましてやご家庭で毎日やろうとするとかなり大変な事で、調理実習で習ったことがご家庭ではなされていないのではないかと懸念しています。大事なことは調理実習で食べて終わりではなく、ここで習った栄養素の整った食事を家で毎日作り食べることだと思います。

そこで今年二月からはメニューの内容を少し変え、栄養素が整った料理は基本としながら調理実習で習ったことが家でも直ぐにできる、そして又、簡単に他にも応用できる料理にしました。例えば、鯵の料理方法をチョット変えるだけで胃にも優しく食卓に変化をもたらす料理方法をお示ししました。何よりも皆様に家で毎食活用できるような実践的な料理が一番大事なことだと思います。

そして、もう一つお願いがあります。マイレシピ―を作りましょう。
どなたも朝食は軽めに済ます方が多いのではないかと思いますが、朝食の栄養素を整えて、しっかりと食べることが大事です。しかし、人様の食事を真似しようとしてもなかなか自分のものにはなりません。ご自分の朝食を書き出して下さい。それを見て、私達が何の栄養素が足りないかを探して付け足し、栄養素の整った食事のメニューを作成するのをお手伝いします。そうすれば毎朝、何を作ろうかと思い悩むこともなく、偏った食事を摂ることもなく、元気で充実した日々を送れるようになると思います。ご自分やご家族の健康の為にも人生百歳時代を笑顔で迎える為にも是非お願いします。

ご参考までに私の経験を、お話しますと、主人は糖尿病を患い、何とか治してあげようと最初は手探りでしたが、この栄養学で学んだ事を実施。魚嫌いの主人に缶詰で栄養素を整えた食事を与え続けていたら、それまでは褐色で甘ったるい臭いがしていた尿が澄んだ透き通った色に変わったのにびっくりしました。その後、九十歳過ぎの叔母を家族に迎え一緒に住むようになりましたが、叔母の足はお餅のようにひび割れ白い粉が噴き出ていました。お医者さんに診てもらうと栄養失調だと言われて薬も頂けませんでした。自分の好きなものだけを食べていると栄養失調になってしまう、栄養素の整った食事を食べさせてあげなければと食事を変えてあげると、直ぐに効果が出て足はすべすべになり、叔母の髪の毛は白髪でしたが、「節ちゃん、黒い髪の毛が生えてきたよ」とグレーに変わった髪の毛を嬉しそうに見せてくれました。この栄養学は本当に素晴らしいものだと痛感しました。健康な体を作る為には毎日の食事が如何に大切なものか、主人と叔母の経験から思いました。それに睡眠が大事です。早寝早起きを実践しましょう。

会から皆さまへのお願い (令和6年3月 磯部 真由美)

私は月に一度、調理実習のサポーターをしていますが、昨年、会の活動を種々ご支援して頂いている市から「事業の効果が見えにくい」との厳しいご指摘を受けました。そこで会では、栄養素の整った食事の基本は変えずに「簡単に、短時間で、美味しくて、誰でもが家で作れるよう」に調理実習のメニューを変え、参加者の範囲が広がるように工夫し、私達サポーターも、そのお手伝いをさせて頂きます。例えば2月のメニューには応用した調理法が書かれています。鰺は塩焼きの他に、天ぷら、刺身、たたき、しめ鰺、酢の物、寿司等々です。

それと日常、忙しい中でも作れる工夫が大事です。時間に余裕がある時に出来ることを準備しておく、煮豆を煮ておく、だし汁の昆布を水に漬けておく、傷みやすいものは冷凍保存する、時には添加物に注意して市販品を利用する、大きめのお皿に数品盛り付ける等々お互いの工夫を出し合いましょう。そうして調理実習がより身近な利用しやすいものになるかと思います。ご自分や、ご家族の、周りの方の健康増進の為に、簡単、時短で美味しいメニューにしていきましょう。

会員からの声 (令和6年3月 深野 よしえ)

八木地区福祉協議会主催の年一回の骨密度の検査に参加していますが、70歳までは正常であったものが、7年前に「骨密度が低いから病院に行きなさい」と指示されました。それから毎朝一粒の薬を飲み、半年に一回、注射を打ってもらっていましたが、なかなか良くならず困っていたところ、二年前に、佐藤さんから「サルエビはカルシウムが一番多いから食べたら」と教えてもらい、毎朝、最初は粉末を、今はそのまま三匹を食べています。良く噛むので、顎も強くなり、唾液が口の中に広がりサルエビの美味さがとても感じられます。何よりも、昨年十一月の検査で「骨密度が少し上がったよ」と褒められました。本当にサルエビを教えて頂いた佐藤さんに感謝です。これからもサルエビを食べ続けます 

ささやかな生活のルーテイーン(令和5年8月 安井 志津代)
 何年か前、何年振りかの里帰りの折、二歳下の妹宅に泊まりました。久しぶりなので夜遅くまで話に花が咲きました。それでも、あくる日の妹の一日のルーテイーンは全く変わりません。朝六時過ぎに起きて近くの公園を何周かジョギング。その後ストレッチ。
 妹は超がつく程の綺麗好きなので、家中大掃除、拭き掃除、洗濯等々家事をこなして十時になると水泳教室に。子供の頃は全く泳げなかった妹が今、毎日一万メートルも泳いでいるとのことでビックリしました。 家から歩いて十分強のところにプールがあるのですが、毎日歩いて通っているとのことで私も一緒に行ったのですが、妹の歩くのが速いこと! 本人は別に急いでいるわけではないのですが、私が全速力で歩いてやっと追い付けるほどでした。段々と歩く速さが鈍っていることに気付かぬふりをしていた自分を見つけました。このように一事が万事、体力の違いを思い知らされた里帰りでした。

 ずっと腰痛を抱えていた妹曰く、「毎日しっかり身体を鍛えていれば“ピンピンコロリ”といけますよ」と腰を執刀して下さった先生の言葉を胸に毎日のルーテイーンをきっちり実行しているとのこと‼妹のところで過ごした時間は改めて自分の日々の生活を振り返るきっかけとなり、週三回ジムに通い身体を動かすことにしました。火曜日は3B体操(ボール、ベル、ベルターを使った健康体操)で、うっすらと汗をかき、水曜日はエアロビクスで一時間たっぷりと、そして木曜日はストレッチ体操。毎回一時間強位の体操ですから気休め程度かもしれませんが、それでも毎週欠かさずに身体を動かしています。

 体操を始め出した少し前に「健康を育てる会」に入会し、栄養素の整った食事を三食きっちり摂ることを実践し身体には気を付けていましたが、そこに規則正しく日々運動をすることが加わり随分と健康的な生活になりました。特に朝食が充実していると一日中頑張れます。  今年の夏の暑さは格別ですが、この暑さは食事をしっかりと摂って乗り切るしかありません。栄養素の揃った沢山の食材も、そのままでは調理に時間がかかり大変ですが、ベテラン会員さんから簡単に調理する手間暇いらずの調理方法を教わり必要な栄養素を欠かすことなく料理が出来て問題は解決。そして何より睡眠です。夜十時から朝六時過ぎまでぐっすり眠ります。でも、たまに考え事をしてよく眠れずにいた時には翌朝はぐったりして、何をしてもまともにできず最悪です。そんな時は睡眠の大切さを痛感させられます。特別長生きをしたいわけではありませんが、“ピンピンコロリ“を目標に、この先も私なりのルーテイーンをしっかりと守って生活して行こうと思っています。
三歩進んで二歩下がる (令和5年5月 寺尾 千博)

 佐藤先生のお話を初めてお聞きしたのは二十三年前です。それまで体調が特別悪いわけではないのですが、肝臓の値が少し悪かったり何となく気分がすぐれない日があったので、先生のお話を聞いて「これだ!」と思いました。先生の食事の本を買い毎日の食事や睡眠に気を付けるとボコボコしていた手の爪が綺麗になってびっくりしました。けど一人では長続きせず何時の間にか違う方へ。ミラーも初めたばかりの頃はBでしたが、基礎講座を受けた時にはDに下がっていました。基礎講座で糖尿病のご主人に栄養素の整った食事を作って病気を治された方のお話を聞き、又、やる気が出てミラーもAになりました。講習会で聞いた話を友人に話すと興味を持ってくれ、調理実習で学んだお料理を作り、月に一回食事会をしました。いろいろな方と知り合いになり励まされながら少しずつ自分のものになってきました。睡眠に関しては、ある時、会の方と献立のことで夜9時過ぎに電話をしたら、寝ていらっしゃったような声を聞き「皆、ちゃんとやっているんだ」と反省し、自分も頑張ろうと思いました。

 お友達や「健康を育てる会」の皆さんや私が作った料理を食べてくれる方、色々な人達に支えられて、三歩進んで二歩下がる、そんな私です。65歳になって9時間寝なくてはいけないのに8時間も寝ていなくて、少しモヤモヤしていた時に、先生の講演会があり、先生の元気なお姿を拝見し、お話をお聞きして、又、やる気が出てきました。今、頑張っています。よろしくお願いします。 
                            

 「料理は楽しく作りましょう」 (令和5年5月 福田 信子)

十年余り前、「健康を育てる会」に入会して料理教室で学び、家族の為に毎日お料理を作る楽しさ、喜びを味わっていましたが、そんな満ち足りた生活も、ある日を境に一転してしまいました。悲しみで、なかなか教室にも足が向かなくなり、前の生活に戻らなければ・・・と、心の葛藤に悩みました。でも優しい先輩や友達に励まされて教室に戻ることが出来ました。

 一人だけの食事で、又、全ての食事がパーフェクトとは言えませんが、料理する楽しい時間が生活の中に戻ってきたことが、とても嬉しく思いました。知らないよりも知ったことにより、魚、肉、野菜、海藻、果物・・・その様なバランスの取れた食事により快食、快眠、快便、心の輝き、ポジティブで笑顔の生活が出来るようになりました。しかし、そうした生活もコロナ禍で又、一変! 夏の疲れに加えてストレスやら色々と重なり、睡眠不足、食欲不振で弱い胃腸に影響が出て体重が3.5㎏も減ってしまいました。検査を受けると何処にも悪いところはありませんとのこと。振り返ってみると睡眠不足が始まりであったように思います。睡眠不足により色々な症状が出てきたのでしょう。睡眠の大切さを痛切に感じさせられました。

 最近は食欲も出てきて体重も少しずつ戻ってきています。「健康を育てる会」に出会えたことに本当に感謝しています。先輩の言葉、「料理は楽しく作りましょう」この言葉が大好きです。有難うございます。    
                           
 「健康を支える栄養学に出会えて」 (令和5年3月 對馬 信子)

私は甘味が大好きで昼ご飯代わりに甘味を食べてしまうという生活を20年以上も続けてきた結果、コレステロール値が上がり心臓発作を起こして大変な目にあいました。その3ヶ月前に、「健康を育てる会」のことを広報で知り、先ずは月一回、料理教室に参加した直後のことでした。食事を作ることは長いことやっていても、栄養や献立のことは何も分からず全て自分流でやっていた結果でした。

「育てる会」の調理実習では栄養素の整った献立や調理方法の説明を受け、それを基に料理を作って食べると、とても美味しく、又、親しい友人もでき講習会にも参加。人体のビデオを観て改めて毎日の食事、睡眠、運動が如何に大事なのかが分かり、目からうろこの状態でした。

 我が家で一緒に暮らしている義母(98歳)は青森県弘前市のリンゴ農家に生まれ、嫁ぎ先も同じ農家でしたが、義父が倒れた為、松戸に移住。85歳の時に我が家に同居しました。若い頃から働き者で、自給自足で青魚中心の食事をしていた為に骨も丈夫で自立した生活をしていました。そんな義母でしたが、昨年の今頃、大腿骨骨折で入院、手術を受ける羽目になりました。しかし、

今では杖を突いて毎日、散歩に出掛けるまでに回復しました。私がやっている一坪菜園で作った無農薬野菜を本当に美味しいと言って食べてくれ嬉しく楽しい限りです。義母の益々の健康長寿と家族皆の健康の為に、「育てる会」で習ったことを実践し楽しく頑張りたいと思います。


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