佐藤和子先生の講演会(R5.10.7)に参加して(会員: 竹見 千秋)
十月七日にヘルスプロモ❘ションセンタ❘理事長、佐藤和子医師の講演会が開催されましたので講演の内容を取り纏めてみました。演題は 「大人も子どももやる気の出る正しい食生活」です。
人は生きて百三十年。お金の為に生きるのではない。人に感謝されることが一番。健康で生きる為には
1.心を定める。何歳で何をするかを決め、家族に良く伝えておく。家族でコミュニケ❘ションが取れていない家庭には病人が出やすい。
2.早寝早起き、睡眠は8時間。60歳代では9時間、70歳代では10時間は寝る。早寝早起き病知らず。睡眠不足は疲れ→認知症を引き起こす。老廃物は寝ている間に排出される。 大リ―グの大谷選手はよく眠る。
3.毎食、栄養素の整った食事を摂る。食事の力で治す。フォ―クス・オ―バ―・ナイブス(ナイフで切る肉料理よりもフォ―クを使って食べる野菜が勝る)。肉中心の人は早く駄目になる。毛細血管には動物性たんぱく質は通らない。植物性食品はどんなに沢山食べても良い。蛋白質は豆から摂れる。
4.こまめに身体を動かす。
ノーベル物理学賞を受賞された江崎玲於奈博士は98歳ですが、「食事が大事。特に野菜と魚が大事である」と言っておられる。魚は頭を良くする食品である。
故野沢重雄氏は水気耕栽培で必要な栄養素を切らさずに与えた一本のトマトの木から、一万三千個余りのトマトの実をならせたことで有名ですが、「人も植物も同じで必要な栄養素が欠乏すると駄目になる」と言われた。
日常生活では油の摂り方が間違っていることが多い。油脂の質は子供の健康に大きな影響を与える。油脂にはオメガ6とオメガ3の2種類があるがオメガ6は摂りすぎると癌、動脈硬化、アレルギー過敏症等を引き起こす。キャノーラ油、オリーブ油、菜種油、サラダ油、マヨネーズ、マーガリンは身体に良くない。オメガ3はしそ油、えごま油、アマニ油に多く含まれており身体に良い。摂取する油脂の質は子供の健康にも大きな影響を与えるので要注意!
これだけは避けたい食品添加物は
ワーストワン
亜硝酸ナトリウム(綺麗な色の状態を維持、保存の為にハム、ソーセージ、明太子等に広く使用されており、強い発がん性を持つ)
2,合成着色料、合成保存料、加工デンプン等
可能な限り避けたい食品添加物は
1,
コチニール色素(着色。アナフィラキシ❘を引き起こす)、ステビア(避妊薬だった甘味料)、ナイシン(抗生物質の作用)
2,
アルミ化合物(膨張剤、色止め効果があるが、脳神経等に有害)、遺伝子組み換え添加物(うま味効果を狙ったもの、グルタミン酸ナトリウムは濃厚な味をもたらすが慣れると本物の味を見失う。子供には食べさせたくない)
子供の脳を化学物質から守るには、
1,
広がる農薬や環境化学物質の汚染により発達障害児が急増。特に先進国に多い。
2,
子供の脳を守るには母親の腸の健康が大事。安易に抗生物質を飲まない。腸内環境を乱す作用のある抗生物質を沢山与えられた肉、農薬を多く含んだ食べ物を避ける。身の回りのプラスチック製の食器や保存容器を使わない。
3.子供の腸を元気にする為に野菜たっぷりの食事を与える。
色々と盛り沢山の有意義なお話でした。
お知らせ
佐藤和子先生の、お話の中に出てきた「フォークス・オーバー・ナイブス」のビデオを入手しましたので、お貸ししますから、ご希望の方はお申し込みください。 080-5643-2779
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